自己嫌悪の君へ
この詩を送ります
光、再考/amazarashi
絶望とは、暗闇ではなく
暗闇の中で、手を伸ばすことも出来ない事
希望とは、手を伸ばす事ではなく
暗闇の中でも、触れたい何かがあるという事
触れたいものなど無い、と言うのなら
そもそも君が、絶望する事も無かっただろう
絶望なんて、手を伸ばした人だけに訪れる
通り雨みたいなものだから
君の肩が濡れているのは
むしろ誇っていい
どうしようもない今日も
笑えなかった昨日も
君が何かを掴もうと、手を伸ばした証拠なんだ
一度も旅に出ようとしない、傷ひとつない船に
誰が乗りたがるだろうか
この先起こる嵐を乗り越える為に
痛みを知っている君でなければいけない
だから
「もし生まれ変わったら」なんて言わないで